日本映画史上の三大美人女優・化猫女優 [DVD]
本日2/7は、「日本映画史上の三大美人」の1人として知られ、大スターとして戦前の日本映画を支え、戦後は「化猫女優」として知られているあの女優の誕生日です。
1911年生まれの入江たか子です。今年は生誕100年ということで、存命であれば100歳になっている所でした。(1995/1/12に84歳の誕生日まであと少しという83歳で亡くなった。)
華族の出身ということもあって、気品の高さがあり、その美貌とプロポーションの良さで「銀幕の女王」として絶大な人気を獲得することになるが、1927年のデビュー語、直ぐに人気が爆発する。そして1930年は日本のトップ女優として君臨して、数多くのヒット作に出演する。
戦後、華族の不幸、病気などもあって人気が下降線を辿って行くが、1953年に戦前に人気のあった化猫映画のリメイクの話が舞い込み、「怪談佐賀屋敷」に主演して、ここで「化猫女優」として新たな道に踏み出すことになる。そして何本かの化猫映画で主役を務めている。
その後は役に恵まれず、1959年に女優として引退した。しかし、1962年の「椿三十郎」、1979年の「病院坂の首縊りの家」、1983年の「時をかける少女」、1984年の「廃市」には請われて出演している。(→請われるということは、それだけ存在感のある大女優だった証でもある。)また、「時をかける少女」では、娘の入江若葉との母子共演を果たしている。
戦前の「美人女優」と、戦後の「化猫女優」との間ではギャップが余りにも大きすぎるが、「女優としての生き様」として語り継がれている。
本日は彼女の出演作品をいくつか拾っておきます。